ドイツのチョコレート

以前勤めていた会社で担当していたドイツのチョコレートを久しぶりに食べる、先取りなのか、季節外れなのかは良いとして、クリスマス柄。

ずっと担当していた会社だったのに、こんなに美味しかったっけ?と今更の新しい発見があった。そして包装が丁寧だったのねとこれも今更の発見。さすがドイツの会社。
離れてみて初めて気づくことがあると良く言われるが、それが自分の場合、人ではなくチョコレートだったのには笑える。
このチョコレートを食べていて、この会社のあるエピソードを思い出してぷっと笑ってしまった。
以前勤めていた会社では各メーカーと商談のために毎年行く菓子の展示会へお土産を持っていくことになっていた、できれば日本らしい物。
ある年は耳かきにしよう!って事で耳かきを全メーカーに用意した。普通なら商談時にこのお土産を渡し、お土産の説明をし、和やかな雰囲気で商談を進める(でもあまり話すことのないメーカーとの商談では3分の2がお土産の説明(笑))。
商談をあまりにも詰め込みすぎたその耳かきの年、このドイツのチョコレートメーカーとは商談はおろかお土産の説明すらする時間がなく、ただお土産を置いていっただけになったという事があった。その展示会後このメーカーの担当者から、時間がなくてごめんなさいと、お土産ありがとう。と連絡が入った。そこでその担当者が、ところであのお土産は…


“小さいスプーンですか?”
って、本当にまじめに聞かれた。さすがドイツ人。
いやいや小さすぎるやろ?とはいえず、まじめに耳かきですと説明。さすが日本人(笑)。
でもあとで知ったのだけども、そもそも西洋人の耳あかの質が日本人(アジア人)とは違うため、日本の耳かきは使わない(使えない)みたい。
もうこれはちっちゃーいスプーンとしてお使いください、と言うしかなかった。
極小こさじ84杯とか、そんな感じ・・・(笑)。