OSCAR ET LA DAME ROSE 

“100歳の少年と12通の手紙”というすごく素敵な映画を見てきました。

白血病を患ったオスカーという少年が口の悪いピザ屋のローズに出会い、ローズの提案で1日を10年として生き抜き、また毎日神様に今日あったこと、悩み、報告の手紙を書くように薦められ、手紙を書くのです。
12月23日に彼は30代になっていて、いつも明るいローズも彼同様悩みを抱えていることを知り、神様に『30代は心配と責任の時代です』と手紙を書きます。でもその後、好きな女の子ペギーの手術が成功して安心し『神様、今日はお願い事はありません、ゆっくり休んで下さい』と神様に優しい言葉をかけるのです。
12月26日、60代になったオスカーは神様に『神様、人生を味わうにはセンスが要ります。洗練されないと。』と書くのです。
それ以外にも毎日過ごすそれぞれの世代で感じたことをつづっていくのです。オスカーは12日間という短い時間で少年から大人へ変わっていくのです。
心を動かされるいい映画です。
ところでこの映画を上映しているのは神戸の新開地というところにあるパルシネマという下町にある小さな映画館です。1本筋を間違うと、男性専門?の大人なお店が立ち並ぶ界隈なのですが、このパルシネマさんはアットホームで映画好きの人たちが集まる映画館です。
しかも2本立てで1200円とは何とも親切な映画館です。